家族葬
故人と親しい人たちで
ゆっくりとしたお別れを、
ゆっくりの家族葬をお手伝いいたします。
■家族葬とは
最近は家族やつながりの深い友人・知人だけの葬儀を希望する人がふえております。かつて通夜は家族や友人が故人と最期を過ごすためのものでしたが、最近では仕事の都合などで葬儀に参列できない人が、通夜に訪れることが多くなり、家族が故人とゆっくり過ごすことができなくなりました。
「家族だけで最期をゆっくり見送りたい」、「近所や会社・団体に気をつかいたくない」「故人の遺志が家族葬を希望するとき」など身内や友人・知人だけで執り行う小規模な葬儀を【家族葬】とよんでいます。故人が信仰していた宗教があれば、それに基づいた内容で行なうとよいでしょう。家族や親族の同意があれば、無宗教葬で行なうのもひとつの選択です。
- ●家族だけで、故人様を心静かに送りたい方に。
- ●できるだけ、シンプルに、しめやかに送ってあげたい方に。
- ●周囲に気兼ねなく親しい人を中心に送りたい方に。
- ●集まる人数が少ない方に。
上記でお考えの皆様におすすめの葬儀になります。
■後悔しないために、ご家族で決めておきたい3つのこと
急なお葬式で葬儀屋を価格で選んで「対応が雑だった」「追加の金額が多く最終的に大金になった」など後悔される方が多いです。人生で葬儀を行う経験はそうあるものではありません。お葬儀の準備をするとき、次の3つのことは決めておきましょう。
1.家族葬の参列にお呼びする人数を決める
家族葬にお招きする人の範囲や参列者の人数に決まりはありません。
目安として、二親等以内の親族に伝えます。どこまでお呼びするかは、家族葬を行うご家族様の考え方や想いによって決まります。
2.頼れる葬儀社を決める
葬儀社は、価格だけで判断するのは避けましょう。
まとまった現金を使うことが多いので支払いの期日や方法に柔軟性がある会社が望ましいでしょう。故人様の想いや親族の想いに寄り添う葬儀社を選びましょう。資料請求や直接、場所の見学などするのもおすすめです。
3.予算を決める
ネットにあふれる葬儀情報はまだまだ不確かなものばかりです。
詳細の見積もりをとりしっかりした価格体系かどうかを判断しましょう。家族葬は総額は抑えられますが、香典収入が一般参列者からの見込めないという点に注意が必要です。
■家族葬の香典、金額相場は?
家一般的に家族葬であっても参列者から香典と呼ばれる金銭を受け取ります。
しかし、身内からお香典を受け取るのは申し訳ない、葬儀の手間を減らしたいなどの理由で香典を辞退しても問題ありません。
香典を辞退する場合はあらかじめに「香典辞退」と参列者に伝えておくことをおすすめします。
また、マナーとして香典を受け取った場合はきちんと香典返しをしましょう。
香典の金額は、自分の年齢や故人との関係性によって包む金額の相場は異なります。
基本的に日頃から故人と親しく付き合いがあった相手ほど増えます。
ただし、金銭的に余裕のない学生などは、無理をして高額な香典を用意する必要はありません。
<目安金額>
自分・配偶者の祖父母 は1万円~3万円
自分・配偶者の兄弟姉妹は3万円~5万円
香典に包むお札の数は1・3・5・10枚のいずれかにし、お札は同じ額面で使い古したものを準備しましょう。
新札しか手に入らない場合は、お札に折り目を付けてください。
複数枚のお札を香典袋に入れる際は、人物画が下になるよう、お札の向きを揃えます。
なお、縁起が悪いことから、偶数や4・9が付く金額は避ける方が無難です。
■家族葬の流れ
〇一般的な通夜の流れ
- 1.遺族・親族・係り集合
- 2.通夜開式
- 3.読経・焼香
- 4.通夜閉式
- 5.通夜ぶるまい
- 6.ご解散・ご帰宅
東京での通夜開始時間は、午後6~7時が一般的です。
〇一般的な葬儀・告別式の流れ
- 1.遺族・親族・係り集合
- 2.葬儀・告別式開式
- 3.葬儀・告別式閉式
- 4.出棺・火葬
- 5.骨あげ(拾骨)
- 6.初七日法要・精進落し
- 7.ご収骨
- 8.ご解散
東京での葬儀・告別式開始時間は、午前10時~15時の間になります。
■喪主の8つのあいさつのタイミング、家族葬の場合
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1.僧侶がみえた際のご挨拶
僧侶がお見えになったら挨拶をします。このタイミングでお布施もお渡ししましょう。 -
2.弔問客がみえた際のご挨拶
弔問にお見えになった方々にも、都度、感謝の意をお伝えしましょう。長々と話す必要はありません。 -
3.お通夜での喪主の挨拶
お通夜では、僧侶の読経やご参列者の焼香などがすべて終わり、僧侶が退場したあとに喪主が挨拶をします。 弔問への感謝、通夜振る舞いの案内、告別式の案内を伝えましょう。 -
4.通夜振る舞いでの喪主挨拶
家族葬の場合は省略されることも多いですが、通夜振る舞いがある場合は、開式と閉式の際に喪主が挨拶をおこないます。 料理が冷めないよう短めにご参列への感謝、くつろいで故人との思い出を語らう場にしてほしい旨を伝えましょう。 -
5.閉式の挨拶一例
弔問への感謝、告別式のご案内をしましょう。 -
6.告別式での喪主の挨拶
告別式の喪主挨拶は、出棺式の前におこないます。原稿をみてもかまいません。故人との思い出や故人の人柄がわかるエピソードなどを交えながら、 2~3分程度、長くても5分以内には収めましょう。 -
7.精進おとしでの喪主の挨拶
精進落としのはじまりの挨拶では、弔問への感謝、滞りなく葬儀を終えることができたお礼をしましょう。 -
8.精進落としの終わりの挨拶
弔問への感謝の意、四十九日の法要の告知をしましょう。
・繰り返しの重ね言葉は避けましょう。不幸が度重なると連想させる言葉です。
「たびたび」「いろいろ」「みなみなさま」「かえすがえす」「重ね重ね」「ときどき」「しばしば」などの繰り返し言葉は使わず、適切な言葉に言い換えましょう。
・死を連想させる言葉は使わないようにしましょう。
「4」「9」「終わる」「無くす」「悲しむ」「おしまい」「とんでもない」「忙しい」「焦る」「衰える」「消す」「枯れる」などの死や不幸を連想させる言葉も避け、別の言葉に言い換えましょう。
■家族葬のいいところ
最近は故人様とゆっくりお別れをしたいという理由で、少人数でできる家族葬を選択される方がとても多いです。
家族葬のいいところは以下のとおりです。
- ●一般葬より式場を小さく、費用面を抑えることができる。
- ●故人とのお別れの時間をきちんと確保できる流れの葬儀ができる。
- ●故人の意向、個性を反映させた葬儀がしやすい。
- ●参列者の人数を把握出来る。
- ●新型コロナウイルスの感染リスクを減らすことができ、安心してお見送りができる。
■家族葬の気を付けるポイント
家族葬の参列者をどこまで呼ぶかについて迷う場合が多いようです。家族だけでなく、故人と縁あった人すべてが納得できるようきちんと話し合いましょう。
家族葬の気を付けるポイントは以下のとおりです。
- ●参列によばれなかった方や葬式後に連絡をした親戚に「なぜ知らせなかったのだ!」など言われ、トラブルが発生する可能性があります。 後々のことも考慮し、慎重にお知らせの範囲を検討することをおすすめします。
- ●葬儀後に弔問客の対応が必要になる可能性があります。おもてなしの対応を忘れないようにしましょう。
- ●人数が少ないので結果的に寂しく感じてしまう可能性があります。現場を見学するなどをして後悔が残らないようにしましょう。
- ●香典収入が少ない為、喪家の費用負担が多くなってしまいます。見積もりは概算ではなく正確な数字をいただきましょう。